菊姫 東籬 純米吟醸
” 創業以来初となる純米吟醸酒が満を持して誕生、菊姫という銘柄で出来なかった事をこの新銘柄「東籬」で表現していきます ”
古来より芳醇な天下の美酒と賞賛されてきた加賀菊酒の歴史と伝統を継承する銘酒「菊姫」の定番品、満を持して創業以来初めてリリースされる純米吟醸酒は、菊姫銘柄のカテゴリーの思想から外れた酒質となるため、新しい銘柄として蔵出しすることになった純米吟醸「東籬(とうり)」です。
これまで菊姫では、純米吟醸や純米大吟醸のカテゴリーで酒を仕込んできませんでしたが、以前より菊姫ファンから「菊姫には純米吟醸はないのか」と多数の問い合わせがあり、その厚い要望に応える形で、五年間の試作を経て、ようやく納得のいく酒質が誕生いたしました。
酒名は【東籬といえば菊、菊といえば東籬】と言われるほど有名な陶淵明(とうえんめい)の「飲酒」という漢詩の一節から名付けられています。
【東籬とは】菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る。俗世間から離れ、心にもの思うことなく、自然を楽しんで生きる心境を現すことば。「菊姫」という銘柄では出来なかった事をこの銘柄で表現していきます。
高度に精白された酒米を用い、低温でじっくりと発酵させることで、淡麗な味わいと果実の様な華やかな香りを引き出す「吟醸」造り。米、米麹、水だけで造られ米本来の凝縮された旨みを味わう「純米」造り。
一見、相容れない二つの製法を組み合わせることにより、吟醸の上質感と純米らしいふくよかな旨みが見事に調和したお酒です。穏やかな芳香とソフトな旨味、口中が悠然とした味わいに包まれる絶品です。
これまでの菊姫と一線を画す新銘柄として日本酒の素晴らしさ、真の美味しさを伝えることができる最高の仕上がりです。